焦点距離 | mm |
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F値(絞り値) | F |
被写体までの距離 | m |
許容錯乱円径 | mm |
計算結果 | |
前方被写界深度 | |
後方被写界深度 | |
被写界深度 |
※許容錯乱円径は、フルサイズ 0.03mm、APS-C 0.02mm、マイクロフォーサーズ 0.015mm あたりが目安です
被写界深度とは
被写界深度(ひしゃかいしんど)とは、写真の焦点が合っているように見える被写体側の距離の範囲のこと
と書かれていますが、これはなかなか正しい表現だと思います。特に「焦点が合っているように見える」という表現が大変よいですね。
そもそもピントが合うとは
数学的には、レンズのピントがあう距離はただ1点だけで(正確には周波数によって屈折率が変わるので1点ですら合わないのですが)、それ以外の距離はすべてピンぼけです。
しかし現実的には、人の目で見てボケていなければピントが合っていると言えるでしょう。人間が見て合っているように見える距離の範囲を被写界深度といいます。
被写体に数学的なピントがあっている時に、(被写体までの距離 - 前方被写界深度)〜(被写体までの距離 + 後方被写界深度)まで「ピントがあっているように見える」と考えられます。
許容錯乱円とは
実際に「ボケていないように思われる」というのは、レンズがセンサー上で像を作り、それをある程度以上の大きさに引き延ばした時にピンぼけがどの程度の範囲内に収まるか、という形で定義されます。それを許容錯乱円と言います。この円の內部にピントが集まるようであれば、ピントが合っているように見える、ということです。
このページの計算式は、Casio さんの提供されているカメラの被写界深度の計算より拝借しました。こちらの計算式は近似式を使った計算ですが、実務上ほぼ問題ないでしょう。